尾道デニムの魅力について改めて思うこと。

みなさまこんにちは。本日は、尾道デニムプロジェクトに携わって2年、スタッフ綿吉が個人的に思う尾道のデニムの魅力についてお話したいと思います。いつもより少し長いですがお付き合いくださいませ。 ある日、大好きな写真家の写真集(台湾で撮影された日常の風景など)を見ていたときに、見るたびに感じる気持ちがぼわ~っと熱くなる感覚は何だろう!と改めて考えることがありました。この写真のこの人はなぜここに?この瞬間の気持ちは?どんな性格でどんな生活をしているのだろう?この写真家この人のこと絶対好きだな!等々、、どのページの写真も私の想像を掻き立ててくれる魅力がたくさん詰まっていました。 自分の想像力を掻き立ててくれるからこそ愛着がもてるものたち。服や本、映画。これはどんなモノでもこれは言えるのではないでしょうか。 古着屋さんで一目惚れした100年前のヴィンテージのシャツだって、私の元にやってくるまでどうやって過ごして来たのか。100年もきれいに保たれていたのに私が何年か着ただけで穴を開けてしまって申し訳ないけど愛情もってたくさん着たからいいのよと自分に言い聞かせたりするのが楽しい。愛おしい。それを買った時のこと、プレゼントしてくれた人のこと、日常の中に溶け込んでいた思い出がそのモノたちにも宿っていると思います。 そこで、尾道デニムプロジェクトのデニムに立ち戻ってみると、実際に尾道でこのデニムがどのように過ごしてきたかというストーリーが経年変化という形で確かなストーリーとなって表れていて、実際に生の言葉で伝えることができることが魅力。 例えば、「新境地でがんばりたい」から、自分の仕事に誇りを持ち尾道の現場でバシバシ働く大工さんのデニムを選ぶ方もいます。形・思いの部分で、育ててきた人・これから育てる人リンクした結果ではないでしょうか。量販店や、ビンテージショップで購入することとの違いは、ここにあります。 そんな尾道デニムたちを受け継いでからがあなたと尾道デニムとの物語スタート。ボロボロになるまで穿き倒すのが愛情と思うのもありだし、なるべくキレイに色を保つというのもありです。そうこうしているうちにデニムにまた新たな思い出が追加されていく。あなたと尾道デニムプロジェクト、尾道という街との繋がりができている。素敵じゃないですか? 以前、SNSにて保育士、カフェ、主婦の方のデニムを紹介しました。こちらの3名に共通しているのは「お母さん」であるということ。膝が強く抜けてしまっている3本ですが、これは子育てをするお母さんの愛情の証だと思います。 こちらのデニムを紹介した際に、主婦歴何十年というお客様からのコメントが。どうしても膝が色落ちしてしまうので今まで残念に思っていたみたいなのですが、このデニムたちを見て勲章だと思って穿き続けたいと思うとおっしゃっていただきました。だれかが愛情を注いだものは、また他のだれかの愛情に繋がるのだと思います。 尾道デニムってこうやって誰かに少し元気や勇気を与えることができるのかも。 [...]

2019-03-22T20:56:51+09:002019. 03. 22|

オリジナルデニム<PJ001>経年変化レポート

こんにちは。本日は尾道デニムプロジェクトオリジナルデニム、PJ001の穿き込み期間ごとに色落ちの変化をご紹介したいと思います。PJ001は一体どんな色落ちになるのか気になっている方も多いはず!只今尾道のワーカーが穿き込み真っ最中のデニムをご紹介いたします。 左から3か月(酒屋)、6か月(居酒屋)、9か月(漁師)、9か月(左官)です。※この期間に2本をローテーションして穿いていただいています。 穿いてくださっている方の職業は様々ですが、みなさん週5は穿いてくださっている方々です。 洗いの頻度はほぼ週1。工場での洗濯・乾燥を行っています。洗剤は色落ちしにくい「尾道デニム洗剤」を使用。ちなみに一番右の左官さんのデニムは自宅での洗濯多めで、漂白成分の入った洗剤を使用して洗濯をしているため、どのデニムよりも全体的に青くしっかり落ちています。 左官さん、漁師さんは同じ9か月です。左官さんはぴったりサイズで穿いているのに対し、漁師さんは余裕を持って穿いているためくっきりとしたヒゲは出ていませんが、海水のよく当たる膝周辺が薄くなってきていますね。やはりジャストサイズで穿いた方が濃淡のはっきりとした色落ちになると思います。そしてよく動いて擦れること!これが結局一番大事な気がしますね。。笑 酒屋さんのデニム左官さんのデニム 酒屋さんのデニムはまだまだ色が濃いですが、アタリがしっかり出てきているのでこれからの変化が楽しみです。絶対きれいな色落ちになるはず!この時期のまだまだ濃いけど、ちょっとずつ変化が見えてくる感じ、楽しいですよね~。 皆さんの好みの色落ちはありましたか?このように穿き込み頻度やサイズ感、洗濯の仕方でそれぞれの色落ちを楽しんでいただけると思います。あなたの好みの穿き方でかっこいい1本に育ててみてはいかがでしょうか。 PJ001の尾道デニムもいくつか時期完成予定です!お楽しみに!

2019-02-07T21:32:40+09:002019. 02. 07|

LOT No.10787委託販売デニムをご紹介

こんばんは^^ONOMICHI DENIM PROJECTです。クリスマス直前&今年もいよいよ残り僅かとなりました。1年って早いもんですねー! 今日は岡山から1本のデニムを持って素敵なカップルがご来店くださいました。 2017年6月23日にDENIM SHOPでNEWデニムをお買上げいただき、オプションの「尾道デニムプロジェクト参加権」でプロジェクト参加してくださった作業療法士さんです。ちょうど1年半の穿き込み期間でここまで育っていて少しビックリしました。そのデニムがコチラです! ※尾道デニムプロジェクト参加権についてはコチラ↓ https://www.onomichidenim.com/18cpzjgrl2/archives/9340 作業療法士さんということでお仕事中に穿けないのにすごいですよね!!お聞きしたら、通勤中はもちろん帰宅後も毎日毎日穿き込んでいたそうです。 なるほど、、、家に帰るとラクチンなスエットに穿き替えてしまう私とは決定的に根性が違います(笑) [...]

2023-10-16T18:28:31+09:002018. 12. 23|

尾道デニム写真集 page38

LOT No.422B 職業:デニムプロジェクトスタッフ MODEL:RESOLUTE 711 SIZE:W80cm/L73cm(W32) price:¥35,800+tax みなさんこんにちは。 久しぶりの尾道デニム写真集です。12月、1月は個性豊かな尾道デニムがたくさん入荷しますので随時紹介していきたいと思います。お楽しみに! 今月1発目のデニムはなんと、書いている本人、尾道デニムプロジェクトスタッフ [...]

2019-01-06T17:44:39+09:002018. 12. 15|

スタッフお気に入りのデニムODP002

尾道デニムプロジェクトのオリジナルデニムは全部で3タイプ。尾道のワーカーのアイデアから生まれた本当に使えるワークパンツの<ODPシリーズ>と、USEDデニム創作用の本格的な5ポケットデニムの<PJシリーズ>に分けることができます。シリーズと言っても、ODPシリーズはODP001とODP002の2タイプ、PJシリーズはPJ001のみの極めてシンプルな構成です。 それぞれ特徴があって魅力的なんですが、私が個人的に一番好きなのはODP002です。 この写真は私が1年弱実際に穿き込んだものです。ODP002を好きな理由はいくつかあって、それをご紹介したいと思います。 1.シルエットがきれいで穿いていて気分がいい^^ 2.サイドポケットのサイズ感や位置、作りが丁度よくて使い勝手がいい! 3.ネイビーのステッチが落ち着いた印象で、カジュアルからキレイめまで着こなしの幅が広い 4.アタリが付いて色落ちしてくるとどんどん表情が豊になって楽しい 5.適度にハリのある素材感が綿のデニムらしくて好み(笑) シルエットは好みがあると思いますが、程よくスリムで裾の絞りもいい感じです。 サイドポケットは、左にスマホで右にアイコスと定位置が(笑) [...]

2019-01-06T10:57:30+09:002018. 11. 11|

『デザイナーズホテル×尾道デニムプロジェクト』始動!

福岡市中央区春吉(はるよし)は、博多の繁華街である中洲から那珂川を挟んだ対岸にある街。その春吉のリバーサイド通りで一際目を引くお洒落なデザイナーズホテルが「HOTEL IL PALAZZO(ホテル イル・パラッツォ)」です。 1989年、日本で初のデザイナーズホテルとして開業した「ホテル イル・パラッツォ」は世界の著名デザイナー、アーティストによる斬新なホテルで、日本のみならず世界の注目を集めたそうです。 さらに、スモールホテルならではの行き届いたサービスは多くのお客様の旅先の我が家として最高の時間を満喫していただいているとのこと。 HOTEL IL PALAZZOについてはコチラ [...]

2023-10-16T18:28:32+09:002018. 11. 03|

アメリカ合衆国ポートランドで育ったデニムたち

アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド。アメリカ合衆国北西部、西海岸寄りに位置するポートランドは全米一住みたい街にも選ばれる、大きな川と山に包まれた自然豊な街です。 美しい景色です!自然と街が融合した温もりを感じますね。公園や橋、自転車専用道路が整備されるなど環境認識がとても高い街だそうです。地ビール醸造所やコーヒーショップも有名で、市内のワシントン公園にはトロッコ列車が走る動物園や伝統的な日本庭園もあるそうです。なんだかイメージするとワクワクしますね^^ そんなポートランドに、「ポートランドと日本を繋ぐ架け橋に」と、ポートランド観光や留学支援などのサービスを行う「US-J Connect Inc.」という会社があります。こちらの代表をされている宮石さんは日本の方で、2017年の1月に尾道へ来られた際にDENIM SHOPで始めてお会いしました。そして尾道デニムプロジェクトの取り組みやコンセプトに共感いただき、「ポートランドで働く人にもデニムを穿いてもらいポートランドの街や人の魅力をお伝えしたい!」と、仕事仲間や友人の方用にNEWデニム+ODP参加権をご購入いただきました。 ※US-J Connect Inc.についてはこちら http://www.us-jconnect.com/ [...]

2023-10-16T18:28:33+09:002018. 10. 02|

PJ001の委託販売デニム登場!!

尾道デニムプロジェクト初のプロジェクト用オリジナルデニム<PJ001>。 デビューから5ヶ月が経ち、尾道のプロジェクト参加者さんや全国のお客さまからもたくさんのご支持をいただき、少しずつですが皆さまに愛されるデニムに育ってきました。 「ハードな使用にも耐える丈夫さ」 「心地良いフィット感と穿き心地」 「カッコよく働けるスタイリッシュさ」 PJ001は、5年に渡りUSEDデニム創作を続けてきた経験と、私たちのデニムへの愛情やこだわりを詰め込んだ渾身のオリジナルデニムとなっています。 開発に当たり2017年秋にクラウドファンディングで開発資金の支援を募らせていただき、ご支援いただいた皆さまへ完成したデニムにシリアルNo.をスタンピングしてお礼とさせていただきました。デニムが完成したのは2018年4月中旬。それから5ヶ月、シリアルNo.00004のお客さまから昨日、PJ001の委託販売を承りました。 そのデニムがこちらです!! このデニムを育てた方は岐阜県にお住まいの庭師さん。作業着としてお仕事で毎日穿き、週に1回の洗濯を基本に夏場は2日穿いたら洗濯といったペースで穿き込まれたそうです。 穿き込み途中でご依頼いただいた裾のリペア部分。 [...]

2023-10-16T18:28:33+09:002018. 09. 24|

目を見張るほどのODP001の色落ち

先日お客さまから1本のデニムがSHOPに届きました。何だろうと開けてみてビックリ!迫力の色落ちの見たことのあるデニムが。 そう。尾道デニムプロジェクトオリジナルデニム第1弾として2016年3月にデビューしたODP001です。岐阜県養老郡で造園業(庭師)をされているお客さまから左脚のモモ部分のリペアをご依頼いただいたものでした。 、、、それにしてもスゴイ。めちゃめちゃカッコいい!お聞きしたところ作業着として日々のお仕事でガンガン穿いてくれているそうです。「仕事柄土や石、木などに触れることが多く、そんな色が自然と付いてしまいます。」とのこと。 ODP001は今でも人気のデニムとしてロングセラーとなっていますがこれほど穿き込まれたものは始めてかもしれません。横や後ろからもご覧ください。 デニムのルーツが作業着だったこと。そしてODP001が尾道のワーカーのアイデアから生まれたワークパンツであることを思うと、まさにこのODP001はデニム冥利に尽きるのではないでしょうか?これだけ穿いてもらえたらデニムも喜んでいると思います^^ ちなみにコレが元の新品です。 お仕事で穿くことができない方や、じっくり濃い色を楽しみたい方などデニムとの付き合い方は人それぞれ。私もどれだけ穿き込んでもこんな色落ちにはならないはずです。本当にデニムは穿き手の個性を映す鏡みたいなものですね!奥が深いです。 皆さまもデニムライフを楽しんでください!そしてその相棒に尾道デニムを選んでいただけると嬉しく思います^^

2019-01-06T12:35:01+09:002018. 09. 15|

デニムはキツめを買えってホント??

こんにちは。ONOMICHI DENIM SHOPです。 皆さんはデニムのサイズ選びで悩んだことはありませんか? お店の店員さんと相談していて「伸びるんでキツめの方が良いですよ」って言われたことはありませんか? はい。実際デニムは穿いていると伸びてきます。下の写真はPJ001をスタッフが1ヶ月ほど穿いている(その間洗濯は3回、洗濯後に着用7日目)ものですが、見るからに伸びてますよね!なんだか恥ずかしいですが。。笑 こちらのサイズはW31。新品の状態でウエスト実寸は約82.5cm。これをスタッフのデニムと重ねてみると、、 こんなにも!?です。スタッフの伸びきったデニムを計ってみるとなんと実寸87cm!新品と比較すると4.5cmも大きくなっています。そしてヒップ周りやモモのあたりもこんな感じに差が! 言葉で「伸びますよ~」と言われてもにわかには信じがたいですよね。でも実際こんな感じです。 ただ一つ大事な注意点が。それは伸び方はデニムによって大きく異なることがある、ということです。 [...]

2024-02-12T15:29:00+09:002018. 08. 17|

尾道デニム写真集 page37

LOT No.475A 職業:ガラス職人 MODEL:RESOLUTE 710 SIZE:W76cm/L69cm(W31/L30) price:¥38,800+tax 本日はとっても可愛いガラスの御守りを作っておられるガラス職人さんのデニムをご紹介したいと思います。 とってもシンプルで女性らしい色落ちのこちらのデニム。体を大きく動かしたり外での作業ということはあまりないので、ゴリゴリのヒゲやアタリが付いているわけではありませんが、全体的に柔らかい優しいブルーになっています。 このデニムの特徴は膝上の色落ち。なぜここが色落ちするのかというと、ガラス棒を切ったり熱したガラスを冷やす作業などは、台の下ですることが多く、その際に腿で支えているからのようです。 [...]

2019-01-13T16:31:02+09:002018. 08. 12|

尾道デニム写真集 page36

LOT No.513A 職業:棺職人 MODEL:RESOLUTE 710 SIZE:W82cm/L75cm(W33/L32) price:¥38,800+tax 家具作りが盛んな備後地方。尾道市や福山市の山側や府中市は家具の街として栄え、最盛期ほどではないそうですが今も多くの家具屋さんや家具工場が集まっています。そんな中、とあることがきっかけで繋がりを持たせていただいた棺工場さんがありました。「棺」と聞くと、失礼ながら縁起が悪いのでは?と思われることもあるかと思います。ところが実際は全くの考え違いで、この工場の職人さんはじめ皆さんの想いをお聞きして目が覚めるような気持ちになりました。 「棺とはただの木で作った箱ではない。人の姿がこの世で最後に存在し、今生に別れを告げる特別な場所だと思うんです。」 それは着飾った言葉ではなく、大切な人を想う心が生んだ力強い言葉に聞こえました。ですから皆さん、自分が作る棺には気持ちを込めて大切に作っておられるのです。 [...]

2019-01-13T16:30:28+09:002018. 08. 12|
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