こんにちは。ONOMICHI DENIM SHOPです。
今日は少しデニムのことをお話したいと思います。
当プロジェクトで使用しているデニム「RESOLUTE」ですが、ヴィンテージの作りを再現したこだわり満載のすごいデニムなんです。そのこだわりを全てご紹介していると一晩はかかってしまいますので、今回はデニムの「ねじれ」についてご紹介したいと思います。上の写真の2本のデニム、ググッとアウトシーム(外側の縫い合わせ)がねじれてるのがお分かりいただけますか?
「まっすぐたためない!!」
「自分の脚が曲がっているのか??」
「不良品じゃー!!」
そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも実はこれ、自然なデニムの姿なんです。デニムの生地をよーくご覧ください。
生地の地の目が斜めに走ってるのがお分かりいただけると思います。これ、綾織り(あやおり)という織物の特徴で、たて糸が斜めに走りながら横糸を打っていく独特な織り方をされているんです。そして綾織りで織られた生地は、デニムに限らずすべて綾目の走る向きにねじれる性質があるんです。
なので、デニムって実はねじれてていいんです。ナチュラルなんです。近年はこのねじれを防ぐ加工(ねじれを計算してあらかじめ逆向きに強制的にねじる加工)が普及したことで、多くのデニムはねじれていません。でもRESOLUTE 710はヴィンテージの風合いを表現するため、あえて近代的な加工をせずデニム本来の姿をそのままカタチにしています。
尾道デニムがこんなにカッコ良く育つのも、ヴィンテージのつくりを再現した素晴らしいデニムだからこそ。皆さんもご自分のデニムをじっくり観察してみてください。面白い発見があるかもしれませんよ。
それではまた尾道デニムとそれぞれのストーリーに触れに、ONOMICHI DENIM SHOPへぜひ遊びに来てください!