こんにちは。ONOMICHI DENIM SHOPです。
よくSHOPで聞かれることに「RESOLUTEの710と711はどう違うの?」というのがあります。
細かく説明すると色々あるのですが、SHOPではついつい簡単に「特にシルエットが違いますよ。あとは生地の厚みも少し。」と済ませてしまうことが多々。。アレコレ説明しだすと長くなるので、お客様がそのタイミングで知りたいであろう情報を予測して極力簡潔に答えてしまっています。
そこで今日は少し詳しく違いをご紹介しますね。と言っても、何年代のビンテージをベースに云々の様なウンチク系は省略。実際に穿いた時のシルエットの違いや穿き心地の差を、あくまでも私なりの私見でお話しします。710は持ってて711を穿いたことがない方や、穿き比べてみたい方はぜひ参考になさってください。
☆生地の違い☆
710の生地は約13.75オンスで711の生地は約13.13オンスと711の方が少し軽く、肉が薄い分穿いた時の柔らかさも少し711の方が柔らかいです。基本的に経糸(タテ糸)は同じ番手なのですが、緯糸(ヨコ糸)の番手が711はひとつ細いため軽さが出るのです。ゆったりしたシルエットの711には適度な落ち感と柔らかさが好相性ですね。
☆レッグラインのシルエットの違い☆
フィット感の強い腰周りとヒップ、そして膝も細めで裾へかけて自然なテーパード(裾細り)ラインを描く710のパターン。きれいなシルエットで且つ背筋が伸びるような独特の穿き心地が特徴で、さすがにコレがメイン品番!と唸らせる素晴らしいデニムです。一方711はというと、こちらも腰周りとヒップはフィット感が強く、太目のデニムにありがちなヒップ周りがダボつくような野暮ったさはありません。そして腿~膝~裾にかけて絞りが入らずストンっと落ちるような太目のストレートレッグになっています。分かり辛いかもしれませんが、同じウエスト30インチを重ねた上が710で下が711です。
☆ウエスト周りのベルト付け角度の違い☆
まずは写真をご覧ください。
上が710で下が711です。ベルト帯の取り付け角度が違うのがお分かりいただけますか?そう、710は腰のシェイプの角度に沿って内側に入り込んだような角度で付けられており、これが独特のフィット感のポイントのひとつになっています。一方で711は垂直方向に立ったかたちで付けられています。これによって実際に穿いた時のお腹周りのフィット感に大きな差が生まれます。ウエストサイズを計ってみても711は710より少しウエストの実寸が大きくなっています。こういった細かい作りはデザイナーの林さんのこだわりで、それぞれのデニムの個性となっています。
下に置いた710の方が少し股上が深いですね。先ほどのベルト帯の付け方とも関係するのですが、実際に穿いてみると股上の深さの違いはよりはっきり分かります。711も十分安心感のある深さですが、710と比べると特に後ろの腰周りが浅い感覚です。これはシルエットなどと同様に、どちらが良いとかではなくそれぞれの型番の個性ですね。
ざっとこんなところですが、710も711も本当に良く考えて作られていて素晴らしいデニムです。711を持っていない方や穿いたことのない方はぜひ一度ONOMICHI DENIM SHOPでご試着なさってみてください。710を持っていない方ももちろん!笑
ONOMICHI DENIM SHOPでは710と711は常時全サイズ(W26インチ~40インチ)揃えていますので、きっとお気に入りの1本が見つかるはずです!皆さまのご来店をお待ちしております。ONLINE SHOPからもご購入いただけますので遠方の方はチェックしてみてください。
https://onomichidenim.stores.jp/
※たまにサイズ切れしているタイミングもありますがご了承ください!